【数学全国16位】京都大学 理学部に合格!小松さん編

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【数学全国16位】京都大学 理学部に合格!小松さん編

みなさんこんにちは、武田塾の高田です。
今回も武田塾で合格を掴み取った生徒さんの合格者カレンダーをお届けします。

今回紹介する生徒さんは武田塾 円町校に通いながら京都府京都市に本部を置く最難関国立大学として東京大学と肩を並べ、60.0~72.5という高い偏差値を誇っている京都大学 理学部に合格を掴み取った生徒さん、小松さんです。

京都大学は日本で2番目に設立された帝国大学の「京都帝国大学」を継承していると言われている大学で、イギリスタイムズが新聞の付録冊子で毎秋に発行している高等教育情報誌タイムズ・ハイアー・エデュケーション『THE世界大学ランキング 2022-2023』でなんと京都大学は世界第68位・アジア第13位・国内第2位に選ばれたほどの難関・名門大学です。

そんな難関国立大学の京都大学ですが、今回小松さんが合格を掴み取った理学部は共通テストで8~9割程度の得点率をしないと合格が難しいと言われている学部で数学・数理解析・物理学・宇宙物理学・地球惑星科学・化学・生物科学の大学院5専攻、そして天文台・地球熱学研究施設・地磁気世界資料解析センターの3つの付属施設で研究を深めることができます。

“前々から学びたいと望んでいたことにとても力を入れて学べるので満足している。内容はハイレベルなのでわくわくする。”
“最高水準と呼べるクラスの大学、その自由な校風に惹かれました。自分の学びたいことをすすんで学べることに感動を覚えました。”
“日本最高峰の学びを得ることができる。質の良い教授、質の良い授業”
京都大学の口コミ|みんなの大学情報
と実際に生徒さんからも好評の様子です。

今回は、そんな難関大学の1つ、京都大学に合格を掴み取った小松さんの合格までの道のりや受験勉強のエピソードを徹底分析していきましょう!

出身高校は京都の進学校で高校1年生から武田塾に通い始める

小松さんが通っていた高等学校は、前回紹介した一橋大学に合格を掴み取った国広さんも通っていた京都府にあるカトリック系のミッションスクール「学校法人ヴィアトール学園 洛星中学校 洛星高等学校」という新学校です。

「学校法人ヴィアトール学園 洛星中学校 洛星高等学校」は京都大学や国立大学の医学部を目指す生徒さんが多く、実際に進学実績は東京大学には10名前後・京都大学には50∼60名などとかなりのハイレベルな様子がうかがえます。

洛星高等学校は高校受験での入学を集っておらず、中学受験からしか生徒さんを募集していない中高一貫校となっており、中学校の偏差値はなんと63.0と非常に高い水準を誇っています。

世間一般でも、洛星高等学校と聞くと進学校で頭のいい生徒さんしかいないイメージがあると思うのですが、実際は上下の差が激しく、勉強をしない人は本当に勉強をしないタイプの学校なんです。

そのため、洛星高等学校なら東京大学や京都大学に合格するのは当たり前と思われがちなのですが、直近の合否判定ではほとんどの生徒さんが五分五分の勝負で受験に挑んでおり、その結果合格率も半分程度になっているのが現状。

そんな小松さんは高校1年生の8月から武田塾に入塾をし、インフルエンザやコロナウイルス感染症に同時にさえかからなければ、どちらか一方だけであれば京都大学に99%合格確定できるという状態まで自分の成績や実力を伸ばすことに成功しました。

武田塾入塾当初、高校1年生8月頃の状況

東京大学への合格者が数十名も出ている洛星高等学校なので、基礎学力は余裕かと思いきや、入塾した高校1年生の8月頃は「数学Ⅰ・A標準問題精講」の三角形の2辺と1角が分かっている場合、残りの辺の長さを求めることができる公式「余弦定理」があまり解けない状態でした。

「余弦定理」ではプラスとマイナスを逆にしてしまうなど、入塾当初は基礎がまだ甘い状態で、小松さん本人は志望校が志望校だけあって難易度が高めの参考書から始めることができるのかと思いきや基礎問題から始めることになり、京都大学理学部志望でかつ数学が得意だと思っていた生徒さんでもちゃんと基礎問題から勉強を始めます。

高校1年生の内に数学と英語の基礎を勉強し、英語は英文は読めるものの単語力が足りなかったため「システム英単語」を最初から勉強して英単語を基礎から覚え直し、英文法に関しては、「大学入試 全レベル問題集 英文法 2センター試験」から英文法を固めていきました。

高校1年生の終わる頃までには、「数学Ⅰ・A 基礎問題精講」数学Ⅱ・B基礎問題精講「やさしい高校数学(数Ⅲ)」の勉強を終え、「数学Ⅲ基礎問題精講」に入るところまで進めました。

英語に関しては、得意科目だったので高校1年生の終わりには全404ページで共通テスト~早慶レベルの「システム英単語」も終わる目処が立っている状況まで持って行くことに成功。英語長文は「大学入試 レベル別英語長文問題ソリューション2 ハイレベル」に突入!英語の勉強はかなりスムーズに進みます。

武田塾で過ごす2年目:高校2年生の1年間

武田塾で過ごす2年目の代、高校2年生の1年間は受験対策をメインに数学をやり込んだ1年間でした。
英語は単語の復習をしながら特に数学をメインに対策を進めます。

高校2年生の終わりに数学のルートが終わり、「理系数学 入試の核心 難関大編」にも取り掛かり、「理系数学 入試の核心 難関大編」も終わらせました。

小松さんの参考書ルートを紹介

①数学基礎問題精講
②やさしい高校数学(数Ⅲ)
③数学Ⅲ基礎問題精講
④国公立標準問題集 CanPass 数Ⅲ(7月から)
⑤ハイレベル 数学I・A・II・B の完全攻略B(9月から)
⑥ハイレベル 数学Ⅲの完全攻略(12月に終了)
⑦理系数学 入試の核心 難関大編(12月~2月)

以上のルートでかなりのスピードで数学の勉強を進めます。

国公立標準問題集 CanPass 数Ⅲあたりから解説が面白くなり始め、解説を読み込むことでレベル差がある参考書を楽に乗り越えることができるようになりました。問題を解く時間を藩主くさせ、解説を読む時間を増やしたことで想定している実力以上に力が付いていることに気が付いたそうです。

解答では論理力・記述力を身につけることができるのですが、解説では問題の背景知識を身につけることができました。

国公立標準問題集 CanPass 数Ⅲからハイレベル 数学I・A・II・B の完全攻略B野さも激しく、ハイレベル 数学I・A・II・B の完全攻略Bはかなり難易度が高い参考書なのですが、解説に豆知識が多くあり、小松さん的には好きな参考書の1つだったそうです。

武田塾のルート終了後は数学から別の教科に移行します。

東大・京大・一ツ橋レベルの演習ができる参考書「数学Ⅰ+A+Ⅱ+B 上級問題精講」「数学Ⅲ 上級問題精講」に加えて、99.9%やらなくていい時間に余裕のある受験生だけが手を付ける「テーマ別演習① 入試数学の掌握 総論編」という参考書にまで手を付け、「テーマ別演習① 入試数学の掌握 総論編」を勉強する頃には問題の出題意図まで考えて解くことができていたそうです。

高校2年生の終わりでここまでできるようになれば、京都大学に合格できる力が付いていたと高田も語ります。

1冊の参考書を2周3周するのが一般のところ1周で完璧に身につけた秘訣は?

通常、武田塾の生徒さんは1冊の参考書を2周3周して中身を完璧に身につけるのですが、小松さんは質の高い勉強法を行ったことで1周で完璧に中身を身につけました。

武田塾で行われる確認テストでも最初は間違えてもいいという気持ちで武田塾の特訓を受けていたのですが、満点を取っていく中で間違えないことへのハードルが高くなっていき、満点を取り続けることで1日の勉強や復習のクオリティ-も上がっていき最終的に質の確保に結び付いたと言います。

しかし、小松さんも最初の頃は確認テストの例題ですら解けず、毎回絶対に満点を取るという気持ちで1週間勉強をし、1週間後の確認テストに挑みました。

個別指導の担当の先生は学部は工学部と異なるものの、小松さんの志望校である京都大学の先生で高校2年生ん個別指導では、採点後に解答の説明と解答の背景知識の説明をチェックしてもらっていたため、意外な場所からも出題されることが多く、問題以外へも目を向けるようになり解説も読み漁り、最終的には安定した応用力を身につけた様子です。

苦手科目だった数学も高校2年生の1年間で得意科目に変え、進学校である天下の洛星高等学校で数学は学年2位になるまでに成長しました。

理科に移行。理科もゼロからのスタート

理科もゼロからスタートし、物理は授業で少し理解をしていたものの、科学に関してはゼロからのスタートだったため、プライムステージでは化学100点満点中18点という結果。

高校3年生の最初、得意科目となった数学の受講を辞めて物理・化学の受講にシフトをチェンジさせ、先生は数学と同じ理系科目だったので数学と同じ京都大学の工学部の先生に教えてもらいました。

物理に関しては「秘伝の物理講義[力学・波動]」「秘伝の物理問題集[力学・熱・波動・電磁気・原子]」から始め、科学に関しては基礎から応用までマスターできる問題集「リードLightノート化学基礎」に挑戦。

基礎の知識を完璧にし、あとは付け足せばいいという作戦で「リードLightノート化学基礎」は高校2年生の2月~高校3年生の6月まで時間をかけてじっくり何周も勉強して知識を固め、足りない部分はもっと詳しい参考書から先生がピックアップしてくれた知識を暗記する形で進め、8月の京都大学模試までに「理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録」に入るために1冊で入試化学がマスターできる定番の参考書「2022 実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学」を通常半年以上かかるところ、小松さんは2~3週間という速さで終わらせました。

物理はもともと少し余裕があったので、1日の8割は化学の勉強に時間を回したそうです。

物理の勉強方法と参考書

物理は5月中に「秘伝の物理講義[力学・波動]」を終わらせ、第1章と第5章で同じ問題が出題される「漆原の物理(物理基礎・物理)最強の99題」に挑戦しました。第1章では古典力学的な解き方をし、第5章ではテクニックを使った解き方をすることで実力を付けていきます。

8月には早慶や旧帝大の物理で合格点が狙える問題集「名問の森物理 力学・熱・波動1」に入りました。

夏に行われた京都大学のオープン模試では共通テストは188/225点のC評価、二次試験は561/975点のA評価、総合749/1200点のA評価と結果・成績が上位でないと載ることのできない冊子に載るほどの高成績を収めました。

その後は順調に過去問演習に移ります。

共通テストでも高得点を獲得し、京都大学合格|まとめ

共通テストは苦手で、先生と相談の上、共通テスト対策は12月中版~終盤という短期間で最小限に抑え、二次試験の対策ばかり行っていたという小松さんですが、実際に共通テストでは829/900点とかなりの高得点をたたき出しました。

入試当日はかなり不安な気持ちがあったものの、オープン模試ではA判定で共通テストは自己ベストをたたき出したのにこれで不合格だったら潔く諦められる!という思いで問題を解きますが、確率的には合格できる!という思いが強かったそうです。

手応えもしっかりと感じ、いざ迎えた合格発表。
正式に合格を知ったときは嬉しかったと言います。

今回の受験を振り返り、自分は勉強が苦手なんだということに気が付き踏ん切りをつけたことと、武田塾の自学自習のスタイルが自分に合っていたことが勝因だったと語ってくれました。

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  • 1.大学の偏差値・入試科目を知ろう!
  • 2.大学別の傾向と対策を知ろう!
  • 3.教科ごとの勉強法を知ろう!
  • 4.各教科、どんな参考書を
    使えばいいかを知ろう!
  • 5.参考書ごとの使い方を知ろう!